DQ7。冒険した時間、126時間。一応のエンディング。ゲームで指にタコをこさえたのは、実に久しぶり。当然、これからますますハマり込む次第。
さて、今回のDQ。出来はどうかというと…。それなりに楽しめはしたものの、未完成品の感あり。序盤、中盤の濃密さに比べ、終盤がスカスカ。全体的な詰めも甘い。シナリオにしてもシステムにしても。発売にこぎつけるため、無理矢理まとめあげたという感じ。ゲームバランスのとれてない箇所もある。カットされたイベントがいくつかあったのではなかろうか。話の流れが唐突なんだよね、終盤。魔物、職業、特技等の数からして、想定されるシナリオはもっと量の多いものであったろう。終盤を序盤なみに濃密とし、シナリオ、システム面の詰めをきちんとしていさえすれば、間違いなくシリーズ中最高のタイトルとなっただろうに、もったいない。…って、それをしていたら、いつまでたっても発売できないんだろうけどね。発売日がどんどんズレ込んでいったのって、まさにその作業のせいなのだろうから。で、それを打ち切ったと。隠しダンジョンとして存在するコレ、元々は本編の一部だったのではないかと疑いもする。
今回のDQで驚いたのはそのレスポンス。SFCのそれと遜色ない。メディアがCD-ROMであることを感じさせず、かなりのコダワリを感じさせる。もっとも、そのせいで不具合が出ていたりするのだけれども。…不具合っつっても、ホントはPS本体もしくはメディアの不良なんじゃないかなぁ。プログラムでなく。起動に失敗したことすらあるしぃ。つまりは、SCEI側の問題って気が…。それが、DQ7の作りによって顕在化しただけなんじゃ? ま、顕在化させちまう側も悪いけど。
あと、膨大なテキストデータね、凄いのが。台詞のすべてを網羅的に読むことはおそらく不可能。
ポリゴンムービーが何本か入ってるんだけど、DQにこれはいらないんじゃないかな。DQ独特の暖かい世界にポリゴンの冷たさはそぐわないし、鳥山キャラも生きない。ま、どうしてもとなればセル画風のが望ましいんだけど、ムービーが入るとどうしても客観的(Role Playingできない/冷めちゃう)になっちゃうしねぇ。
CD-ROM一枚に収まるようなスケールで作った方が、もっと良いものになったような気もする。
ちなみに、DQシリーズ中、もっとも好きなのは2作目。FFも2だな。DDSも2だし。